はじめに
お久しぶりです。クリスタです。今回は、「弓ごとに別々の効果を発動させる」という方法をご紹介したいと思います。
例えば、炎の弓、氷の弓、雷の弓のように弓を複数使うかつ別々の効果を起こしたい場合、それぞれどの弓から発射されたら炎にするかどうかを調べるのは
大変です。
そこで今回は海外のサイトで見つけた方法をご紹介したいと思います。
方法とは…
具体的にどのようにして区別させるか…なのですが、今回はクロスボウを使います。なぜクロスボウかというと、クロスボウはコマンドで装填済みの矢を
決めることができます。そして今回はこの装填済みの矢のNBTを調べて区別するというわけです。
今回はクロスボウにminecraft:tripped_arrowを装填させます。このtripped_arrowは何かというと効能付き矢のことです。これはクリエイティブで実際に出すことができます。さらに、この効能付きの矢ですが、NBTにcolorというのがあります。これは効能付き矢の色を決めるものでRGBで決められます。この矢の色でどの効果をもたらすのかを判別します。
ここで一つ難点があります。矢のNBTにはcolorがあるのですが、クロスボウには全く同じものはありません。Minecraftは、クロスボウの装填前の矢と発射後の矢でNBTが変わるという厄介な点があります。
クロスボウで装填前の矢のNBTは、{CustomPotionColor:255}になりますが、発射されるとこれが、{Color:255}に変化します。
まずは{CustomPotionColor:255}を設定したクロスボウをgiveで取得します。(このコマンドをコピー後、貼り付ける前に/を入れてください)
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次にコマンドブロックを用意します。これもgiveで取得します。(このコマンドをコピー後、貼り付ける前に/を入れてください)
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コマンドブロックの中は次のコマンドを入れてください。
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これは、executeで、色が255で地面に着いた矢としてコマンドを実行するものです。
これを改造することでこんなこともできます。
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上のコマンドはすべてデータパックでの活用例です。(一応一行ずつコマブロに移植することもできます)
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こちらは実際に動くために必要なクロスボウです。
実際に使ってみると、着弾地点に水が生成されるようになります。(1分で勝手に消える仕様です)高いところに移動したりするのにすこ~し便利になりました。
おわりに
いかがだったでしょうか?これだけでもいろいろなゲームを作ったりする際に少し便利になるのではないでしょうか…?
実はこの{inGround:1b}、プレイヤーにヒットするのは検知できません。そのため、プレイヤーにヒットした場合は何も起こらないのが弱点です。次回はこの解決法もお教えしますのでお楽しみに…!
Tips
Tip
コマンドを実行する前に/(スラッシュ)を必ず入れてください。ただし、データパックは/は必要ありません。